ユーザーの非アクティブ化・削除とデータへの影響
Pipedrive では、会社アカウントからアクティブなユーザーを削除する方法が 2 つあります。
- 非アクティブ化:ユーザーのシートを解放することで新規ユーザーの招待、サブスクリプションからの削除が行えます。非アクティブ化しても、ユーザーの個人データ(名前やメールアドレスなど)は会社アカウントに残ります。
- 削除: ユーザーの詳細(名前やメールアドレスなど)を会社アカウントから完全に削除します。 この操作は、ユーザーを非アクティブ化した後にのみ実行できます。
ユーザーを非アクティブ化する前に、該当のユーザーが所有するデータに関する内容が表示されます。関連性のあるデータがある場合は、再割り当てをお勧めします。

ユーザーを非アクティブ化する方法について こちらの記事 をご確認ください。
注意: ユーザーの非アクティブ化と削除は、アカウント設定へのアクセス権を持つユーザーのみ実行可能です。 ただし、これらの操作を行うことで、ユーザーに関連付けられた作成済みコンテンツや所有アイテムに影響を与える可能性があります。ユーザーの非アクティブ化と削除を進める前に、各データの再割り当てをお勧めします。
非アクティブ化されたユーザー
ユーザーが非アクティブ化された場合、データには次のような変更が生じます。
ユーザー情報
- 非アクティブ化されたユーザーの名前、メールアドレス、プロフィール画像は企業アカウントに残ります。 ユーザーを管理する > 非アクティブ ボタンを選択後、現れた表の右端にある … をクリックすると現れる ユーザー概要 を選択します。

アイテムの所有権
- リード、取引、連絡先、製品、アクティビティ、プロジェクト、プロジェクトタスクは、所有権が譲渡さない限り、非アクティブ化されたユーザーの名前のまま残ります。
メモとファイル
- メモ、コメント、ファイルは、非アクティブ化されたユーザーの名前のまま残ります。
メール
- メール同期は自動的に停止されます。
- 非アクティブ化されたユーザーによって作成された共有メールテンプレートとリンクされたメールは、非アクティブ化されたユーザーのアカウントに残ります。
- リンクされたプライベートメールは30日後に削除されます。
ミーティングスケジューラ
- 公開ミーティングスケジューラのリンクは、ユーザーの非アクティブ化後に期限切れになります。
アカウント同期
- メール同期、連絡先同期、カレンダー同期、Googleドライブ同期は自動的に停止されます。
フィルター
- 非アクティブ化されたユーザーが作成した公開フィルターは、非アクティブ化されたユーザーのアカウントに残ります。
- 既存のフィルター条件は非アクティブ化されたユーザーとともに保持されますが、条件の新規作成はできません。
インサイト
- 共有ダッシュボードは、会社アカウントの最初の管理者に自動的に転送されます。
- 非アクティブ化されたユーザーが作成したダッシュボードへの公開リンクは自動的に無効になります。
- 会社の他のユーザーとの共有レポートはアクセスできなくなります。
- はじめからレポートと目標に含まれていた場合、非アクティブ化されたユーザーは含まれたままです。
- インサイトでは、非アクティブ化されたユーザーをフィルター条件として含む新規フィルターを作成できます。
メモ:ユーザーを非アクティブ化する前に、レポートの所有権をアクティブなユーザーへ譲渡することをお勧めします。
LeadBooster アドオン
- ライブチャット: 非アクティブ化されたユーザーはチャットから削除され、他のオペレーターにより引き継ぐことができます。
- チャットボット: プレイブックエディターで、別のユーザーが非アクティブ化されたユーザーを自動的に置き換えます。特にカスタムメールアドレスが使用されていた場合は、プレイブックエディターよりメールアドレスを確認することをお勧めします。
- Webフォーム: Webフォームの保存設定で、別のユーザーが非アクティブ化されたユーザーを自動的に置き換えます。特にカスタムメールアドレスが以前使用されていた場合は、保存設定でメールアドレスを確認することをお勧めします。
Smart Docs
- ドキュメント: 非アクティブ化されたユーザーが作成したドキュメントを表示および編集するためには、ドキュメントがホストされているクラウドストレージフォルダーにアクセスする必要があります。詳細はこちらをご確認ください。
- テンプレート: 非アクティブ化されたユーザーが作成したSmart Docsのテンプレートを表示および使用するためには、非アクティブ化する前に、テンプレートの所有者がPipedriveにて権限を付与する必要があります。テンプレートがホストされているクラウドストレージフォルダーへのアクセスも必要になります。
- eSignature: 作成元の取引を表示する権限があれば、非アクティブ化されたユーザーが署名のために送信したドキュメントにアクセスできます。
DocuSignとの連携
- 非アクティブ化されたユーザーが署名のために送信したドキュメントにアクセスできます。
Quickbooksとの連携
- 非アクティブ化されたユーザーが作成した請求書は、別のユーザーがQuickbooksに接続するとアクセスできます。
キャンペーン
- 非アクティブ化されたユーザーにより作成され、予定されているキャンペーンは、元のスケジュール通りに送信されます。
メモ: 自動化を作成したユーザー、または自動化が共有されているユーザーが非アクティブ化された場合、自動キャンペーンの送信をトリガーするすべての自動化を見直すことをお勧めします。自動化の動作についての詳細は以下をご覧ください。
自動化
- 自動化の作成者が非アクティブ化された場合、その自動化は非アクティブとなります。自動化の所有権を譲渡することをお勧めします。
- 自動化が選択したユーザーに基づいてトリガーされ、そのユーザーの中に非アクティブ化されたユーザーがいた場合、自動化は引き続きアクティブな状態です。しかし、自動化から非アクティブ化されたユーザーを削除することをお勧めします。
- 自動化が任意のユーザーに基づいてトリガーするように設定されており、そのユーザーの中に非アクティブ化されたユーザーがいた場合も、自動化は引き続きアクティブです。また非アクティブ化されたユーザーは自動的に自動化から除外されます。
自動割り当て
- 非アクティブ化されたユーザーが割り当てルールの一部の場合、そのルールは実行され続けますが、ユーザーのステータスを確認する際に失敗します。このため、非アクティブ化されたユーザーが含まれるすべてのアクティブな自動割り当てルールを見直すことをお勧めします。詳細はこちらをご確認ください。
マーケットプレイスアプリ
- 非アクティブ化されたユーザーがインストールしたアプリは自動的にアンインストールされます。
- 非アクティブ化されたユーザーが管理者ロールを持っていた場合、共有されていた全てのマーケットプレイスのアプリがアンインストールされます。
Webhooks
- 非アクティブ化されたユーザーが作成したWebhooksは自動的に無効化されます。
削除されたユーザー
上記に加え、ユーザーが削除されると以下のデータに影響があります。
ユーザー情報
- ユーザーの名前、メールアドレス、プロフィール画像が企業アカウントから削除されます。 削除されたユーザー または 削除されたユーザー 、IDxxxxxxxx です。
コンテンツの所有権
- リード、取引、連絡先、製品、アクティビティ、プロジェクト、プロジェクトタスクは、ユーザー削除前に所有権が譲渡されない限り、引き続き削除されたユーザーに割り当てられています。
フィルタリング
- 削除されたユーザーでフィルタリングすることはできません。 削除前に所有権の譲渡をお勧めします。
注意: 企業アカウントから削除できるのは非アクティブ化されたユーザーのみです。