スプレッドシートからPipedriveへデータを移行する
メモ: Pipedrive へのデータインポートは、正規のグローバル権限が有効になっているユーザーのみ利用可能です。
インポートをはじめる前に、Pipedrive でデータがどのように整理されているか、説明した記事をご確認ください。 インポートをするデータが、Pipedrive のデータ構造にどのように適合するかを理解することが重要です。
サンプルのスプレッドシートをこちら のページからダウンロードして練習したり、詳細な手順については Pipedrive アカデミーコース の「“Get started with the basics」をご覧ください。またウィークリーウェビナー では、詳しい動画のガイドをご覧いただけます。
CRM データのインポートとエクスポートについて、更に詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
インポートの準備
インポートする前に、Pipedrive に追加するデータと、それに合致するようにスプレッドシートを適切にフォーマットしてください。
- 連絡先 (人物と組織) のリストをインポートしようとしていますか?
- 連絡先をインポートして、それぞれに新しい取引を作成したいですか?
- 連絡先と新しい取引、またそれらの取引のアクティビティを作成したいですか?
- 連絡先と新しい取引と付随するアクティビティ、添付されたメモをインポートしたいですか?
- Pipedrive に既に存在する連絡先に対して、新しい取引を開始したいですか?
スプレッドシートのフォーマット時は、こちらもご確認ください。
- 数式を削除する – 数式を使用していない新しいスプレッドシートを使用してください。セルの内容を生成するために数式やデータリンクを使用しているスプレッドシートがある場合は、新しいスプレッドシートに数式なしでデータのコピーをしてください。
- スプレッドシートのタブを分ける – スプレッドシートにはデータを含む 1 つのタブだけが含まれるようにしてください。複数のタブがある場合は、インポートする正しいタブを選択してください。
- 特殊記号を使用しない – スプレッドシートに、数値や通貨フィールド用の記号を使用しないでください。 たとえば取引額の場合「$1000」ではなく、数字の「1000」だけを含めるようにしてください。
- 通貨を指定する – 取引が異なる通貨で価値を持つ場合は、通貨を指定するための別の列を追加することをお勧めします。
- スプレッドシートのサイズ制限 – スプレッドシートの列数には上限はありませんが、最大ファイルサイズは50MB 、スプレッドシートごとに50,000 行の行数制限があります。
必須フィールド
Pipedriveにスプレッドシートからデータをインポートする際は、各項目の必須フィールドを含めてください。 各必須フィールドはPipedriveにて対応するフィールドにマッピングされた、スプレッドシート内の個別の列である必要があります。
メモ:必須フィールドを含めてデータをインポートしない場合、アイテムは作成されずスキップファイルが生成されます。
インポート先 | 必要な必須フィールド |
リード | • リードのタイトル
• 個人名または組織名 |
取引 | • 任意の取引フィールド
• 個人名または組織名
• (取引のタイトルも推奨されています) |
人物 | • 個人名
注意:重複を避けるために、メールと電話が推奨されています |
組織 | • 組織名
注意:重複を避けるために、住所が推奨されています |
製品 | • 製品名 |
メモ | • コンテンツ
• 取引、連絡先、またはリード情報 |
アクティビティ | • 任意の活動フィールド |
インポート時の必須フィールドについて、詳しくは、こちらの記事をご確認ください。
またそれぞれ、取引(リード)ID・人物ID・組織ID・製品ID・メモID・アクティビティIDが存在しますので、情報を更新したい場合は各IDと一緒にインポートすることをおすすめします。
カスタムフィールド
スプレッドシートにデフォルトのフィールドではカバーできないリード、取引、または連絡先のデータがある場合は、インポート前にカスタムフィールドを追加してください。これによりデータがマッピングされる場所を確保できます。
例えば「職種」はPipedriveのデフォルトの項目にはありません。この情報をインポートするためには、カスタムでフィールドを新規作成し、スプレッドシートの列を紐づけるようにしてください。テキストフィールド、またはシングルオプションフィールドをおすすめします。
インポートのマッピング中にカスタムフィールドを作成することもできます。 詳細については、こちらの記事をご参照ください。
インポートの開始
ステップ1:ファイルをアップロード
左のメニューより …(さらに)> データをインポートする > スプレッドシートのインポート > スプレッドシートをアップロードする(.XLSX、.CSV) をクリックし、インポートするファイルを選択します。
PipedriveはExcel (.xls および .xlsx) および .csv ファイルをサポートしています。
ステップ2:マッピング
Pipedriveにデータをインポートするには、マッピングステップでスプレッドシートの各列を対応するアイコンやフィールドに一致させます。 アイコンにカーソルを合わせると、Pipedriveで参照されるデータの種類が表示されます。
自動認識機能は、列ヘッダーをPipedriveのフィールドに自動的に一致させます。 未認識のフィールドは、Pipedriveデータフィールド(右側)から適切なスプレッドシートの列(左側)にドラッグする必要があります。 検索バーを使用すると、Pipedriveフィールド名をより簡単に検索できます。
マッピングが完了したら、「次へ」をクリックします。
ステップ3:プレビューと完了
このページでは、インポート後のデータをプレビューができます。タブを順番に確認し、インポートが正しく行われたかご確認ください。
インポートを確認したら、次へをクリックしてください。
次の画面で、スプレッドシートで重複が見つかった場合の処理方法を選択してください。 スプレッドシートまたはPipedriveのデータ内に重複レコードが存在する場合、それらのレコードは一つに統合されます。
データのインポート中にPipedriveが重複を検出する方法についてはこちらの記事をご参照ください。
インポートのプレビューが完了したら、「インポートを開始」を選択します。
インポート後
インポート後、インポートされたデータの概要を示す確認ページが表示されます。
「スキップファイル」とは何ですか?
誤ってインポートされたアイテムは、スキップファイルにまとめられます。スキップファイルには、問題が発生した行と、その理由が含まれています。
例えば、人物のリストをインポートしても必須フィールド(例:個人名)を含まれていない場合、その行の情報はスキップされます。Pipedriveはその行をスキップファイルに整理します。
いつでもスキップファイルをダウンロードして、これらのエラーを確認し、スプレッドシートで直接必要な変更を加えることができます。その後、スキップファイルをPipedriveにインポートして、インポートを完了してください。これにより、すべてのデータがシステムに入力されます。
スキップファイルは次のようになります。
「インポートデータがスキップされた理由」について疑問がある場合は、こちらの記事をご覧ください。
インポートを元に戻す方法
メモ: グローバル管理者のみ、インポートを元に戻すことができます。
スプレッドシートのインポートは、最初のインポート後から48時間以内に、インポートの履歴で提供される取り消すボタンを使用して元に戻すことができます。
メモ: 取り消すボタンが利用できない場合は、サポートチームにお知らせください。