インポート時の重複を避ける方法
同じ名前の連絡先がある可能性は常にあります(例:山田 太郎)。 そのため、Pipedriveでインポートを実行するたびに、重複を認識して統合するオプションが表示されます。複数のレコードを作成したい場合は、このステップをスキップすることも選択できます。
メモ:既存のPipedriveアカウントに存在する連絡先の重複が気になる場合は、「重複をマージする」機能をご確認ください。この機能についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
どちらの方法が適切か迷われる場合は、Pipedriveがどのように重複を検索し、処理するかについてこちらの記事にて詳しく説明しています。こちらもご参考ください。
取引
取引の性質上、同じ名前の取引が複数ある可能性があります。 Pipedriveでは取引の重複識別子は設定されていません。つまり同じ名前の取引を複数件インポートすると、それらは重複とみなされず、すべてインポートされます。
人物
インポート時に人物の名前が認識されると、Pipedriveでは以下の情報に基づき重複するレコードの検索を行います。
- 人物 - 組織
- 人物 - 電話
- 人物 - メール
これらの3つの項目のいずれかが、Pipedriveのデータベースまたはインポートファイル内の他のレコードと一致する場合、統合されてインポートに含まれる新しいデータが追加されます。
組織
インポート時に組織の名前が認識されると、Pipedriveでは以下の情報に基づき重複するレコードの検索を行います。
- 組織 - 住所
組織名が同じでも、住所を常に指定することで別の組織として扱うことができます。 もし住所がPipedriveのデータベースまたはインポートファイルの既存の組織と一致した場合、これらの組織は統合され、インポートに含まれる新しい情報が追加されます。
参考例
データの統合
同じ名前の人物のリストをインポートするとしましょう。 この例では、同じ行の3つのフィールドが一致するため、最終的に2人のJon Snowが作成されることになります。
一致の基準:
1. 行1のJon Snowが作成されます。
2. Pipedriveは行2の「Jon Snow」を認識し、一致する組織名、電話番号、および/またはメールアドレスをチェックします。その後、行2の人物名と組織名が行1と同じであることを認識するので、2つめのJon Snowを作成しません。代わりに、行2の固有の電話番号を行1で作成された電話番号に関連付けます。
3. Pipedriveは行3の「Jon Snow」を認識し、一致する組織名、人物の電話番号、および人物のメールアドレスをチェックします。ここで人物のメールアドレスが行1と同じあることを認識するので、追加のJon Snowは作成されません。代わりに、新しい電話番号を行1のレコードに追加し、さらに行3の組織名を「The Wall」に更新します。
4. Pipedriveは行4の「Jon Snow」を認識しますが、既存のJon Snowに一致する組織名、電話番号、人物のメールアドレスは見つかりません。そのため、この固有の電話番号とメールアドレスを持つ2番目のJon Snowを作成します。
複数のレコードの作成
この記事の冒頭にて述べたように、統合ステップをスキップするオプションを選択できます。 複数のレコードを作成するオプションは、各ユーザーが自分自身のコピーを使用して作業できるようにする場合に便利です。ただし、作成された各連絡先にリンクできる所有者は1人だけであることに注意してください。
複数のレコードを作成すると、データベースが煩雑になる可能性があることにも注意してください。 複数のユーザーを連絡先に関連付けたい場合は、1つのアイテムを作成し、他のユーザーをフォロワーとして追加できます。これにより所有者とフォロワーは双方でアイテムを見ることができるようになるため、複数のレコードを作成する必要はありません。