確率とは、取引の成約予定日までに案件を獲得できる確信度を表す値です。
Pipedriveは、入力された確率に基づ木、取引の値を自動的に計算し、販売量の予測を容易にします。
Pipedriveには、ステージ確率と取引確率の2種類の確率があります。
■ステージ確立
ステージ確率では、現在のパイプラインにあるステージに基づいて取引の成約の可能性を設定することができます。
デフォルトでは調整しない限り、ステージ確率は各ステージ100%に設定されています。
各ステージの確率を調整するには、パイプラインビューの「鉛筆」アイコンをクリックし、[パイプラインの編集]ページを表示させます。目的のステージの下に確率の値を入力し、保存をクリックします。
こちらでは、パイプラインステージの確率をプログラムする方法をご確認できます。
※注意:ステージの確率を設定できるのは、管理者ユーザーのみです。
■取引確率
取引確率により、取引自体の知識に基づいて、特定の取引ごとに成立の可能性を設定することができます。高度なカスタマイズが可能です。
取引確率を追加した場合、取引が現在存在するパイプラインステージのステージ確率よりも取引確率の方が優先されます。このように、特定の取引の確率を設定するには、注意が必要です。
こちらでは、パイプラインステージの取引確率を有効にしてプログラムする方法を確認できます。
■合計値と加重値
加重販売パイプラインでは、獲得の可能性が高い案件程、売上予測で重視されます。ステージに表示される合計値は、そのステージのある取引の合計値です。しかし、個々の取引のステージごとに異なる確率を設定した場合、加重合計値は取引の獲得確率が考慮されます。
例えば、パイプラインの最初のステージでは、10件に1件の割合で案件が獲得できる可能性が高いと判断することができます。最初のステージを10%に設定すれば、そのステージの取引の合計値の10%が、そのステージの加重値となります。
パイプラインの最終ステージに4つの取引があり、案件が獲得できる確率が50%の場合、これらの取引の合計値の50%が合計加重値に追加されます。
ここでは、「リードイン」ステージの合計値が2,000円であることがわかりますが、そのステージで取引が成立する確率は10%であるため、その段階での取引の加重値は200円となります。
パイプラインの上部には、パイプライン内のすべての取引の合計値と、各ステージに設定された確率を考慮した合計加重値が表示されます。
Pipedriveアカウント内で取引またはステージの確率をプログラムした場合、それらの取引の加重値は、収益予測の[取引]タブの予測ビューに表示されます。
※注意:ステージ確率を設定し、そのステージの特定の取引に取引確率を設定している場合、ステージの確率を上書きし、そのステージの加重値にカウントされます。取引の確率は、ステージの確率と組み合わされるため、そのステージの全体的な確率に影響を与えます。
■加重値式
加重値の計算方法を知りたい場合は、次の式を参照してください。
・取引確率が設定されている場合 取引確率*合計値/ 100 =加重値
・取引確率が設定されていないが、ステージ確率が設定されている場合 ステージ確率*合計値/ 100 =加重値
・どちらも設定されていない場合 取引値=加重値
・取引確率とステージ確率の両方が設定されている場合 両方の確率の平均*合計値/ 100 =加重値