フォロワーは、Pipedrive内のユーザーが特定のアイテム（取引、連絡先、製品など）をフォローし、その更新情報や通知を受け取るための機能です。各アイテムには1人のオーナーしか設定できませんが、複数のユーザーが同じ取引に関与する場合、フォロワーとして追加することで、関連するデータや進捗状況を共有できます。フォロワーは、アイテムの詳細ビューから追加・削除が可能で、フォロー中のアイテムに変更があった際には通知を受け取ることができます。

参加者は、取引に関連する複数の外部担当者（顧客側の関係者）を管理するための機能です。Pipedriveでは、各取引に1人の主要な連絡担当者しかリンクできませんが、他にも関与する人物がいる場合、これらの人物を参加者として追加できます。参加者は、取引の詳細ビューの「参加者」セクションから追加でき、既存の連絡先を検索して追加することも、新たに作成して追加することも可能です。ただし、参加者は主要な連絡担当者とは異なり、リストビューやレポートには表示されません。

取引を扱う際、手動で追加する時間を節約するために、フォロワーや参加者をまとめて追加したい場合があります。参加者とフォロワー、両方のスプレッドシートをインポートすることでアカウントに追加できます

スプレッドシートをインポートすることで、連絡先の人物、組織、取引、製品にフォロワーを一括で追加することができます。これにより、手動で追加するよりも時間を節約できます。 まず、アイテムのタイトルまたは名前、PipedriveのシステムIDでフィルタリングし、インポート時に重複が発生しないようにする必要があります。 PipedriveのシステムIDの機能の詳細については、こちらの記事を参照してください。

この例では、取引タイトル、取引ID、担当者名、担当者IDがリストビューに追加されています。 これにより、これらの人物と取引に一括でフォロワーを追加することができます。

次に、リストをスプレッドシートにエクスポートします。スプレッドシートを更新する際には、フォロワー用の列を追加します。複数のフォロワーを追加する場合は、同じセル内にてカンマ（「,」）で区切って追加します。 以下に、スプレッドシートの見た目の例を示します。

スプレッドシートをインポートする際には、スプレッドシートの列をPipedriveデータフィールドの「フォロワー」オプションにマッピングすることができます。

鉛筆アイコンをクリックしてフォロワーをマッピングし、フォロワーとして追加する必要があるアカウント内のユーザーを選択してください。

インポートを実行すると、フォロワーがアイテムの詳細ビューに表示されます。

参加者のインポートは、アカウント内の既存の取引を更新することでのみ実行できます。 参加者をインポートするには、まず更新したい取引のPipedriveシステムIDを含むファイルをエクスポートし、スプレッドシートに参加者情報を追加してから再度インポートする必要があります。 PipedriveシステムIDを使用してアイテムを更新する方法の詳細については、こちらの記事を参照してください。

スプレッドシートを作成する際には、追加する各参加者ごとに個別の行を追加する必要があります。

以下はスプレッドシートの例です。

インポートをマッピングするときは、取引のPipedriveシステムIDフィールドをマッピングすることを確認してください。スプレッドシートの参加者列は、Pipedriveの連絡先名フィールドにマッピングされます。

インポート後の詳細ビューにて、参加者が取引の詳細ビューに表示されます。 Harry Potterはスプレッドシートに含まれていませんでしたが、取引の元の連絡先であったため、インポートが完了した後も取引の参加者となります。